i-mode(iモード)Javaについて

関連キーワード/

Javaとは

Sun Microsystemsが開発したプログラム言語です。

キャッチコピーは、write once run anywhere(一度書けば、どこでも動く)です。

用途にむけて、J2SE,J2EE,J2MEの３つに分かれます。

J2MEとは

J2MEとは、Java 2 Micro Editionの略で、小型端末向けのJavaの仕様です。

他には、デスクトップ向けのJavaとしてJ2SE(Java 2 Starndar Edition)、サーバー向けのJavaとしてJ2EE(Java 2 Enterprise Edition)、があります。

J2MEでは、似ているデバイスを元とした、Configurationよってわかれます。

CLDCとは

　小型端末の中でも、容量の限られるものをターゲットとしたコンフィギュレーションです。

　この中では、ネットワークなどの基本的な仕様は決められています。

GUIなどに関しては、別途プロファイルが必要になります。

iモードJavaとは

　J2ME CLDCを元にして、NTT Docomoが、i-mode向けに、作成したプロフィールです。

似たものとして、MIDP(Mobile Information Device Profile)がありますが、

まったく互換性はありません。

iアプリとは何か

iモードJava向けのプログラム（アプリケーション）

をiアプリと呼びます。

i-mode/iアプリの誕生

携帯電話

携帯電話の普及により、人々の生活は大きくかわりました。

どこからでも、電話ができる。どこででも電話ができることになり、敏速に

連絡がとれるようになりました。

ビジネスマンにとっては携帯はなくてはならないものになりました。

　また、若者にとっては、これまで電話といば、家族の電話であり、

長話などもおいおいとできなかったものが、

携帯の登場により個人の電話になり自由に使えるようになりました。

i-mode

そしてi-modeの登場です。

i-modeとは、NTT Docomoが提供する携帯から、インターネットに接続したり、

電子メールを送受信できるサービスです。これまでの通話時間ではなく、

転送したデーター量で課金されます。

i-modeといえば、メールというぐらい、若者の間では、メールは常識になっています。

メールの場合、相手の時間を束縛しないので、

ちょっとしたことでも、気軽に送れるのが、魅力です。

i-modeは、これまで、難しいと、パソコン敬遠していた、

ユーザーを次々と開拓していったのです。

他にも、企業システムとして、スケージュールなどのグループウェアーなどを、

i-modeで活用しているところもあります。

i-modeの長所

i-modeのすごいところは

最初から課金を考えてシステムができています。サービス料を、ダイアルQ2のように、

通話料金から、NTTが徴収するやりかたをしています。

そのため、

インターネット上で、有料サイトの運営に

苦戦していた、企業が次々と公式サイトとして参加ししていったのです。

また、i-mode対応のホームページを作るには、

chtmlという、htmlを元にした、仕様があるのですが、

これは、公開されていますので、誰でも参加することができます。

そうして、勝手サイトと呼ばれる非公式サイトも増えていったのです。

そうして、i-modeの勢いはとどまるところを知りません。

各社、i-modeに、メールが転送できる。ビデオが録画できる。

i-modeに対応、i-modeと連携をうりにする、製品が増えてきています。

今後、i-modeが世界に進出し世界標準を狙えるぐらいまで、成長しています。

また、最近では、iモードを計算機のかわりにつかう。

iモードでメモを取る。時間を見るのにも、iモードで、

iモードで、ウォークマンを聞いたりと、生活の一部になってきています。

もはや、i-modeはメディアそのものといってもいいでしょう。

i-modeの弱点

しかし、i-modeにも欠点がないわけではありませんでした。

1パケット(128byte)に対して、0.3円のような、

データー転送料に対しての課金なので、

頻繁に使うと、非常に高額な料金になってしまうのでした。

また、chtmlは、最小限度の機能しかしないので、

パソコンのブラウザーではあたりまえの、

フレームや、Javascriptといった、機能には、対応してなく、

複雑な表現は、得意ではありませんでした。

iモードJava

そこで、iモードJavaの登場です。

iモードJavaではパケットを節約できます。

iモードJavaでは、iアプリと呼ばれる、

プログラムをダウンロードして実行しますので、

1度、ダウンロードしてしまえば、パケット料金はかかりません。

また、情報を取得する場合でも、最低限度の情報で、済むので、パケットを節約できます。

例えば、株式情報をグラフで見る場合これまでだと、グラフの画像を取得しなければなりませんでしたが、

しかし、iモードJavaでは、株式の数値のみ取ってきて、Iアプリ上で、グラフを作成すればいいので、

パケット料金を節約できます。

セキュリティー

iモードJavaはセキュリティーがしっかりとしています。

暗号化したデーターのやり取りができますので、

クレジットカード情報なども安心して送れます。

電波が届かない場所でも

iモードJavaは電波の届かないところでも役に立つ。

ダウンロードしたiアプリを実行しますので、電波が届かない地下鉄や海外でも

コンテンツを楽しむ事ができます。

動的なコンテンツ

iモードJavaでは、ビジュアル的に派手なものを作れる。

これまで、i-modeでは、chtmlとメールでコンテンツを作らなければならなかったので、

あまり、派手なものを作ることはできませんでした。

しかし、iモードJavaでは、音をならすこともできますし、画面のスクロールもできます。

なので、アクションゲームのようなものも作ることが、可能になったのです。

エージェント機能

iモードJavaにはエージェント機能がある。

これまで、i-modeでは、ユーザーが操作しなければアクションは起きなかったのですが、

iモードJavaでは、エージェント機能というものをつかって、一定時間ごとに、サーバーにアクセスすることができます。

この機能を使えば、リアルタイムに天気情報や、株式情報などを取得する事ができます。

そうして、テレビと同じように、受動的に情報を受ける事ができるのです。

歩きながらや、電車といった場所、でまさに、ウォークマンでも聞くかのように、

情報を楽しむことができるようになるのです。

i-mode Javaの今後

FOMA

FOMAの登場で大容量のiアプリが動くようになり、FFやドラクエといった昔市販されていたものが動く用にまでなりました。

しかしながら、iアプリの容量が増えることはパケット代が増えることになりユーザーにとっては頭の痛い話です。

そこでドコモにもまもなく定額制が導入されることになりそうです。

これからが本当のスタート

インターネットも定額制が導入され一気に普及しました。

定額制が導入されてこそ、気軽にiアプリが楽しめます。

i-mode Javaはこれからが本番といってもいいでしょう。